コスト削減にはコンサルタントによる物流業務の見直しと改善が有効

海外生産拠点のコストが下がらない

生産コストを削減する為に、海外に拠点を移すことが多いのですが、生産を開始して数年経っても、なかなかコストが下がって来ないということがよくあります。現地調達部品を増やし、生産システムも現地の状況に合わせて修正するなど、改善を繰り返してきたのに、それでも、進出時に計画していたほどはコストが下がらない、という話もよく聞かれます。そういう場合は、物流システムを見直してみることをお勧めします。海外に拠点を移すと、国内の時よりもはるかにそれがトータルコストに影響するからです。

社内には改善策を検討する適任者がいない

しかしながら、現地の資材担当者は、生産の為の部品を、必要なときに必要な数だけ確保することだけで精一杯になっていることが普通です。調達先も、日本や現地、更に第三国と色々あり、資材担当の現地駐在員に業務の見直しをする余裕はまずありません。そこで、本社の担当者が検討することが多いのですが、海外の物流をトータルで考えていくのは大変です。なかなか社内に経験のある人材はいないのではないでしょうか。そこで、担当者は、船会社や輸送会社の営業と頭を突き合わせて検討することになります。しかし、その際の検討事項は、物量に合わせた輸送方法や出荷ルートの見直しとか、一回の出荷量の最適化などに限れてしまうようです。やはり、部品メーカーの倉庫から海外工場の生産ラインまでをトータルで見直すには専門のコンサルタントに任すべきでしょう。

考えてもいなかった策があるかもしれません

物流業務を総合的に改善するためには、トータルの部品点数や季節毎の物量などの、ベーシックな情報の把握が大切です。でも、それに加えて、その工場で生産されている製品や生産システム等、生産全般に関することも、更には、その生産拠点の戦略的位置づけの情報も欠かせません。例えば、その拠点は5年後には3倍の生産量に拡大する計画があるとか、逆に、隣国に主力工場を建設中で、5年後には、今の拠点はメイン生産を終了して、事前のユニット組み立てに集中する予定になっている等、企業の経営戦略によっては、対策は大きく変わって来てしまうからです。また、その国や、その地域の、物流施設の状況を確認することも必要です。コンサルタントは、そのような、様々な要素を総合的に検討したうえで、最適でバランスのとれた、提案をしてくれるでしょう。もしかしたら、全ての輸入部品は、輸送業者の上屋倉庫に保管して、そこから生産ラインに直接搬入してしまうなどと言う、考えてもいなかったアイデアまで出てくるかもしれません。コンサルタントを利用して、業務改善することで、きっと、コストを大幅に削減することが出来るでしょう。